こんにちは、YUKIです。
この記事では、2017年に独立して以来ネットビジネスで稼ぎ続けてきた僕が、稼ぎ続けるためにどのようなモチベーション設定をしてきたかを解説します。
「やる事はわかってるんですが、モチベーションが上がらず作業できないです」
ビジネスを教えていると、必ず出るといっても良いのがこの悩みです。
僕の生徒さんでも、最初は全員が「稼いで人生変えてやる!」って意気込みでビジネスを教わりにきているはずなのに、わずか数ヶ月でこの悩みを持つ人が続出します。
- 仕事のやる気が出ない
- お金がモチベーションで頑張れない
- ある程度稼いで、そこから目標を見失った
こんな悩みを持ってる方は、ドンピシャに刺さる内容だと思うので、ぜひ読んでください。
モチベは上げるものじゃない
この記事では、やる気になるセリフを浴びせることによってあなたのモチベーションを上げたりはしません。
そこを期待していた人には申し訳ないのですが、実はそれで上がるモチベーションには何の意味もありません。
皆さんも経験があると思いますが、よくビジネスのセミナーなどに行くと、稼いでいる講師の話を聞いたり、一緒に頑張る仲間と鼓舞しあったりして、モチベーションがガッツリ上がりますよね。
でも3日も経つと、朝ベッドから出られなかったり、四六時中スマホをいじっていたり、元の生活に戻っている人がほとんどだと思います。
そこで多くの人は、「ああ、俺は結局頑張れないダメな人間なんだ」と落胆してまうのですが、実はこれは人間の「変わりたくない」という本能的なものからきています。
人間は心理的にも身体的にも、本能的に「変わりたくない」と感じる生き物です。
そのロジックについて、簡単に説明をすると、我々の祖先は元々ジャングルにおり、そこで外敵や環境から身を守って生き残らなければいけませんでした。
そこで「変わりたい!」という思いを強く持つ人たちは、果敢に猛獣に挑みに行ったり、コロコロ棲家を変えたりして、環境に適応せずに死んでいきます。
つまり子孫を残すことができたのは「変わりたくない」が強い安定思考の人だったのです。
その血を色濃く受け継いでいるのが現代の我々なので、「変わりたくない」と思ってしまうのは言わば”当たり前”のことなんです。
心理学では、この「変わりたくない」という感情や現状維持の動きをホメオスタシス(心理学的恒常性)と呼びます。
ホメオスタシスがあなたの「頑張りたい」という気持ちを邪魔しているのです。
モチベーションの正体
ではどうすればこのホメオスタシスから抜けだし、モチベーション高く頑張ることができるのか。
それを理解するために、まず知っておいてほしい概念があります。
それがコンフォートゾーンというもの。
コンフォートゾーンとは、日本語訳でそのまま「快適な状態」のことです。
例えば、人間の体温は36度前後が快適な状態でコンフォートゾーンです。
100度のサウナに入っても、人間の体温は100度にはならず、大量に汗をかいてどうにか36度をキープし続けようとします。
これはコンフォートゾーンに対して身体的に「変わりたくない」というホメオスタシスが強く働くからです。
そしてこのコンフォートゾーンは、心理的にも働きます。
例えば僕のクライアントさんは、元々会社員として働いていた人が多いのですが、そういった方々は副業をしても大体月30万円前後で伸び悩みます。
これは長年、会社員として月収30万円前後が当たり前の状態だった=コンフォートゾーンだったからだと考えることができます。
頭では月収100万円を稼ごうとしているけど、心のどこかで「自分は月収30万円が相応しい人間だ」と思ってしまっている状態です。
そして、ここでいうモチベーションとはコンフォートゾーンから外れたときに、必死で元の状態に戻ろうとする力のことを指します。
つまりモチベーションとは、コンフォートゾーンに戻ろうとする力、ホメオスタシスと同義なんです。
月収30万円の人が月収100万円を目指すことがモチベーションなのではなく、月収30万円のコンフォートゾーンの人が月収100万円を稼ごうとしたときに、元に戻ろうとする力がモチベーションとなります。
どうでしょう?段々と自分が動けない理由がわかってきましたか?
もう一つめちゃくちゃわかりやすい例を出します。
「宝くじで高額当選をした人は不幸になる」
って話を聞いたことがあるでしょうか?
普通のサラリーマンが数億円という金額の宝くじに当たると、その後悲惨になっているケースが多いというものです。
これは全て上記のコンフォートゾーンの話で説明をすることができます。
元々月収数十万円がコンフォートゾーンだったサラリーマンの元に、いきなり数億円という金額の宝くじが当選します。
すると自分のコンフォートゾーンから強烈に離れている金額を手にしてしまったために、元に戻ろうとする力が強く働いてしまうのです。
ちなみにこれは無意識で行われてしまうので、本人は全く自覚していません。
散財してしまったり、投資詐欺に遭ってしまったり、どうにかして自分を元のところに戻そうとする力が働きます。
これが「宝くじで高額当選をした人は不幸になる」の真実です。
コンフォートゾーンをゴールに持ってくることが成功の秘訣なり
じゃあどうやって成功すれば良いのか?ここまで来たら答えは簡単です。
コンフォートゾーンを自分の達成したいゴールに設定してしまえば良いのです。
月収100万円稼ぎたかったら、月収100万円をコンフォートゾーンにします。
すると理論的には、現状は『快適な状態』ではないので、未来の月収100万円稼いでいる状態に対して、強烈なモチベーションが生まれます。
そのためにこの人は「今のままではやばい」という危機感を感じ、月収100万円稼ぐための行動・思考を始めるのです。
分かりやすくする為に、与沢翼さんの例を出します。
ネットビジネスをしている人なら、皆さん知っているだろう「秒速で1億円稼ぐ男」と呼ばれていた与沢翼さんですが、彼は1度目のビジネスで破産してから、見事に純資産70億円以上というところまで舞い戻ってきています。
これは与沢翼さんのコンフォートゾーンが常に上(資産がある状態)にあったことが理由で、実際にその時の心境が語られた彼の書籍「お金の心理」の以下の一言でどれだけ彼のコンフォートゾーンが上にあったかを知ることができます。
(月額家賃200万円のマンションから、都心部にある15万円のワンルームに引っ越した際に)
まるで刑務所に入れられたかのような気分でした。
一般的に見れば、一人暮らしで15万円のワンルームマンションは割と良いところではないかと思います。
そんな場所を与沢翼さんは刑務所と比喩していることから、彼のコンフォートゾーンは現状からめちゃくちゃ上に乖離していたことがわかります。
この状態は客観的に見ても、ここから彼は元のコンフォートゾーンに戻るために死ぬほど努力するんだろうな、と予想することが可能で、実際数年で元の資産以上もの金額を稼ぎ出すことが出来ています。
あとは正しくコンフォートゾーンを設定するだけ
モチベーションの原理がわかり、これで多くの人が「モチベーションが低下する」という理由がわかったかと思います。
しかし「理論は分かっても、実際にコンフォートゾーンってどうやって上にあげるんだよ!」ってところですよね。
今からそこを解説していくのですが、ここからがこの記事のミソで一番大切なところです。
めちゃくちゃ集中して読んでください。
コンフォートゾーンを上に上げて、それに対してモチベーションをめちゃくちゃ高める方法。
それは自分のゴールを可能な限りイメージし、そこに対して臨場感を持つレベルにまでなることです。
人間は自分の今いる世界をコンフォートゾーンとして設定しているわけではありません。
目から入ってくるもの、匂い、音など色々な情報から今に臨場感を持ち、臨場感を持っているところをコンフォートゾーンとして置いているのです。
その証拠に、強大な敵に挑む映画を見たら手に汗を握るし、ワイルドスピードを見たら、帰り道に普段よりもスピードを出しちゃったりしますよね?
それは映画の世界に入り込み、臨場感を感じていることで一時的にコンフォートゾーンが移っているからです。
映画の主人公の目線で色々見た結果、脳が自分は映画の主人公と同一だと錯覚している状態です。
それを自分の世界に意識的に使おうとすると、ゴールとした場面を自身で設定し、そこに対して臨場感を持つことでゴールがコンフォートゾーンとなります。
ゴールがコンフォートゾーンになると、今の現状がたまらなく不快になるので、ゴールに対して強烈なモチベーションが働くようになります。
そしてゴールに対して臨場感を持つ方法ですが、バランスホイールと呼ばれる次の8つの指標をそれぞれ決めて、それを達成した時の自分の状況を毎日ありありと思い起こすことで、新規のコンフォートゾーンを作成することができます。
仕事:自分がお金を払ってもやり遂げたいことで、人の役に立つこと
趣味:自分がお金を払ってもやり遂げたいことで、人の役に立たないこと
健康美容:将来的に自分がどのような姿になっているか
知性:将来的にどのような知性を身につけているのか
家族:将来的に自分の家族、親族とどのような関わり方をしているか
人間関係:家族以外の人間関係はどのようになっているか
社会貢献:自分の仕事がどのように社会に貢献しているか
お金:上記のことを全て叶えるために、どのくらいのお金が必要か
これらの目標を10年後の自分で考え、そのために5年後どうなっている必要があるか、1年後はどうなっている必要があるかを考えてみましょう。
またゴールを考えるときは、現状の延長線上、そのまま行けば叶えられるゴールではなく、達成可能率5%くらいの「叶えられたら、最高の人生だったと胸を張れる」くらいの大きなゴールを描きます。
ゴールが大きければ大きいほど、モチベーションも強くなる(上記の説明の原理からわかると思います)ので、しっかりと強烈なゴールを描いてみてください。
モチベーションを維持し続けるために
明確なゴールを設定したら、そのゴールをコンフォートゾーンにし続ける必要があります。
ここでオススメしたいのが『ビジョンボード』を作成することです。
『ビジョンボード』とは一枚のボードに将来自分のなりたいイメージに近い写真や言葉を貼り付けていくもので、今だったらCanvaなどを使用することでも簡単に作成することができます。
将来なりたい自分の姿に近い人の写真を飾ったり、欲しいものの写真を実際に貼ったり、『ビジョンボード』の目的は将来の自分をありありとイメージすることなので、遠慮せずに理想をどんどん貼って作っていきましょう。
作成したら寝室などにそれを飾り、寝る前と起きた時にそれを眺めるようにしてください。
ボディビルダー、俳優、州知事など偉業を次々と成し遂げているアーノルドシュワルツネガーも、若い頃はベッドの横に筋肉隆々の男性の写真を貼り、それを毎日見る生活を続けていました。
「そのビジョンボードの自分が、未来の本来の自分」と強く思い込むことによって、その未来の自分に対して強烈なモチベーションが生まれます。
すると「現状のままではこの未来は達成できない」と現状に居心地の悪さを感じ、どうすればこの未来を達成できるか脳がオートで考えるようになります。
この頃にはきっと、あなたも考え方が変わり、行動も変わり、現実も変わってくることでしょう。
とにかく、コンフォートゾーンを未来の理想の自分=ゴールに持ってくる
ということを意識していきましょう。
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